2009年10月18日日曜日

粒子

青い風が吹く
遠くから ささめくように

たかく たかく
空気の中の粒子が
地平の彼方から
ひろく ひろく
舞い上がっていく

その広大な粒子の流動の中に
何が 動くのだろう?

静かに 静かに
何もかもが 低く 低く
今度は 降りて来るのだ

2009年10月14日水曜日

瞬間

ひとは、人生のある時期、
稀に、真実と向き合う瞬間にめぐり会う。
探し求めていた何かが、見つかりそうに思える瞬間。
貴重な、忘れ難い瞬間。
ひとは、もしかすると、そんな一瞬のために、
生きているのかもしれない。

2009年10月2日金曜日

宇宙人

1人1人が、宇宙人で、
1人1人の宇宙人が、見ている世界は、
まるで違うものかもしれない。

椅子は、ほんとうに、椅子だろうか?
猫は、ほんとうに、猫だろうか?
毎日見ている書類は、ほんとうに、その書類だろうか?
ほんとうに、同じ言葉を話しているのだろうか?

それでも、わたしたちは、日々、語り合い、
同じものを見ているように、ものごとを進める。

そして、おなじ宇宙に住んでいるように、生きている。

2009年9月29日火曜日

miena(10)

miena は、本を読んでもらうのが好き。
このあいだは、池田あきこさんの、
ダヤンシリーズの「魔女がひろった赤ん坊」を、
読んであげた。
赤ちゃんがおお泣きするシーンで、
「miena に似てるね~」と言うと、
隣で聞いていたママが、即座に、
「そっくり!」
miena は、神妙な面持ちだ。
クライマックスにはいると、
テーブルの端をつかんで、体を緊張させている。
すこしこわいお話だったけど、
miena は、楽しかったようだ。
読み終わると、「もう1回」、と来た。

2009年9月28日月曜日

ルーツ

ひとのルーツは、宇宙だ。
だから、ひとは、時に、自らのルーツを失ったように感じ、不安になっても、
なにも心配に思わなくてよい。

2009年9月13日日曜日

主観と客観

人は、自分を客観視することなどできない。
つまり、「別の誰かの目」を持つことはできないのだ。
人には、主観しかない。
そして、その主観がちょうどいい具合に、 嵌まった時、
人は、客観を得たように思うのだ。
主観と客観が、ひとつの、
どちらでもない何かに生まれ変わる時。

言葉

話し言葉というのは、歌と同じだ。
同じ言葉(歌)でも、抑揚や、トーンを間違えれば、
耳障りな音となる。

その言葉が持っているはずだった、
美しい音色を失ってしまうのだ。

希わくば、すべての人が、
美しい音色で、言葉を話しますように。
すべての言葉が、美しい和音を奏でますように。

人と作品

作品を楽しむ時、
あなたは、彼を理解しようとしてはいないか?

人は、自分以外の人を本当に理解することはできない。
あなたは、彼自身ではないからだ。
そして、結局のところ、
あなたは、彼になることはできない。

だから、あなたは、ただ、その作品を愛すればよい。
その過程で、あなたは思い出すはずだ。
人はみな同じであることを。

祭典

人の心を惹きつける全てのもの、
娯楽、学問、芸術、スポーツ、政治、その他全てのもの、
それらは、この世界のフィクション、
この世界が形を変えた、フィクションなのであり、
祭典なのである。

居場所

どんな職業も、どんな性格も、
もともとあなたの体内にあった。

そして、それは、分散していく。
世界中の人々の中へと。

あなたは、すべてであり、
人々は、すべてだ。

そして、そのすべてが、
小さく分けられて、
わたしたちの中に、
居場所を見つけている。
居心地よさ気に。

記憶

記憶は影となり、
遠くで瞬いている。

行きかう光は、何か。
闇の中に、あまりに美しく、
涙誘う姿態で流れゆく。

人は何時、それを失ったのか。
何時、何がそれを思い起こさせるのか。
流れる水の底で、輝かしい音楽が、
あなたの耳に囁く。

今、それを思い起こせと。
今が、それを思い起こす時だと。

そしてまた、
水流の力に負かされて、
記憶は流れ去る。

遠く、遠くへと。
また、何時それが
わたしたちのもとにやって来るのかは、
光と水の同胞(はらから)である、
時だけが、知っているのだ。

2009年9月10日木曜日

オペラ

オペラ オペオペ。
オペラ ペラペラ。

さあ、オペラが始まった。
ライオンが美女を喰らい、
白鷺が天空を駆けぬけた。

白い犬が街中を走っていく。
黒い鶏を追いかけて。
ボールが、トン、トン、と犬に並走する。
小さな少女がやって来て、
赤い花を投げかける。

水路が濃紺の水を、黄金色に変色させ、
その中を、モモイロの魚が、
星影と競争している。

木々は、踊る。
風の楽奏に乗せられて。

オペラ ペラペラ 。
オペラ オペオペ 。

幕が上がり、
人々が歌い、
そして、幕が下りる。

オペラ オペオペ 。
オペラ ペラペラ 。

miena(9)

miena は、今日もご活躍。
自分より背の低い植物の幹を手に持って、
「登るー!」
じぃじの1番大切な万年筆の軸を折る。
ばぁばの1番大切なメガネのつるを曲げる。
でも、なんといっても、彼女の1番のご執着は、
「マンマ」、いや、「いいもの」。
「クッキー、クッキー、クッキー!」
貰えるまで、連呼する。
近頃では、こちらが隠れて食べていても、
しっかり、見つかってしまうから、
もう、あなたには、降参です。

2009年9月8日火曜日

miena(8)

miena は、わたしの部屋に来ると、
窓の下に置いた、マガジンボックス(雑誌は入っていない。戸棚代わり)
のフタを、パタパタ開け閉めするのが大好き。
このあいだ、わたしは、miena のムーミンのぬいぐるみを、
10コ並んでいるそのボックスの1つに隠して、探させた。
miena は、見事に見つけ出したが、
そのあとが、あった。
miena は、わたしに向かって、
「あっちむいて」と、のたまうと、
今度は自分がムーミンを隠して、
わたしに、探せと言う。
しかも、それは、1回では、すまなかったのだった。

パレード

お元気でお過ごしのことと思います。

先日、新宿でパレードがありましたね。
私、ちょうど買い物に行っていて、
目のあたりに見ることが出来ました。

素敵でしたよ!
象が何頭も豪華な飾りをつけて
練り歩いていました。
サルもいっぱいちょこちょこと
周りを駆け回っていました。

インド人とフランス人とオーストリア人と、
ロシア人と中国人が、民族衣装を身に付けて、
笑顔を振りまいていました。

様々なお国の食べ物が振る舞われていて、
わたしも、少しかじってみました。

南方の国の家庭料理で、
虹色の魚を豆と一緒にサラダ風に
調理したものが、初めてで、見た目も美しく、
美味でした。

知人に偶然会ったのですが、
ワインを両手に、
すこし酔っぱらって、ニコニコしていました。

秋に入り、暑さも和らぎました。
またお便りします。

男と女

男と女は、
鏡を境にして、生きている。

お互いに、相手を見ていながら、
反対側には行けない。

そして、実のところ、
相手は、自分の対称分子なのだ。

2009年9月3日木曜日

ソクラテス

いかなる状況に追い込まれても、
自分自身と誇りだけは、
失ってはならない。

しかし、命あってのモノダネ。
その点、ガリレオは、心得ていた。

しかし、それゆえにこそ、
ソクラテスの心意気に、
われわれは感動するのだろう。

2009年9月2日水曜日

美(2)

そして、美が、どのような姿を取って、
この世に現れるかは、誰にも分からない。
それは、極醜いものの姿をとって、
わたしたちを、欺くかもしれないのだ。

「美の特権は、絶大である」と、コクトーは言った。
なぜなら、人が無条件降伏するものとは、
美だけだからだ。

鑑識眼

あなたが目にしている、それは、
優れているかもしれない。
しかし、自分に沿うラインというものが、
別に用意されている。

人は、優れたものよりは、
自分のラインを選ぶ。

優れたものを選ぶのは、
批評家(鑑識眼)の仕事なのだ。

宵の散歩

夕暮れ時である。
道を降りていくと、
家々の谷間に、遠く、夜景が溜まっている。
シャンパングラスに注がれた、星屑のように。
どこからともなく、ドラムの音が聞こえて来る。
こちらは、空の星に合わせるように。
なぜなら、星たちは、ダンスをしたがっているから。
しばらく歩くと、
平らな道にでる。
横道から、フイと、人影が出てくる。
黒いシルエットだけが、わたしの目に映る。
小さい影が、前を行く。
そのうち、魔法使いの姿になっていく。
そのとたん、影は、また横道にフイと入ってしまった。
雨が降りはじめた。
犬を連れた青年とすれ違い様、
これにて、宵の散歩はお仕舞い、とばかりに、
家へ向かって走り出す。

2009年8月25日火曜日

miena(7)

miena がお散歩からご帰還。
両手にサンゴジュの赤い房と、
カラスの羽をもっている。
ママ手作りの布製バッグの中からは、
ドングリの子供が顔を出す。
miena 位のおチビさんだ。

惑い

自分のイメージを保てれば、
他に、惑わされないですむ。

パークアベニュー

パークアベニューの通行人は、面白い。
さっきは、ペリカンとウコクケイが走って行った。
どちらも、シルクハットを被って、
スーツケースを振り回していた。
トラがお腹舐めながら、見送っていましたがね。

2009年8月24日月曜日

「オルフェ」

「オルフェ」の詩人は、
死神とともに、
時間のない世界に
追放されたのだ。

※ 「オルフェ」
コクトー(フランスの詩人・画家・映画監督)の映画

溶解

橙色の太陽が
赤く染まった海に沈むとき

その時、彼は
ルールから解放されて、

溶け込んだのだ

あらゆるものの
先にあるところに

※ ランボー(フランスの詩人)の詩
  「永遠」にちなんで

2009年8月22日土曜日

1日

黄金の衣を纏って、
太陽は歩む。
西の方へと。

月が挨拶を投げかけると、
星々が雨のように流れ落ちた。
下へ下へと。

夜が闇を深めて、
太陽を仰ぎ見るとき、

太陽は紅く染まって、
挨拶を返した。

1日が終わる時刻に。

列車

列車が動きだすと、
人々は、夢見心地になった。

外を、さまざまな動物たちが通り過ぎて行く。
天空の星々の間をすりぬけて。

流星が、円を描きながら、
列車の周りを流れて行く。
いくつもの、喜びと悲しみを抱えた、
流星たちだ。

木々は七色に輝きながら、
走り過ぎる列車の背後へと、
去って行く。

次の駅には、
何が待っているのか?
それを知るすべのない人々は、
いよいよ夢見心地へと誘われる。

ライラ

ライラは眠る。
白い光の中に。

何億光年ものかなたに。

ライラは眠る。
暗黒の宇宙の中に。

光が集約するその先に!

ペリカン

公園の滑り台の頂上で、
ペリカンが傘をさしている。

やがて、ペリカンは、
そのまま、滑り台を降りてくる。

最後まで滑りきると、
傘を振り振り、
スタスタと歩いて行ってしまう。

クモ

クモが天井から降りて来て、
何かを語りかけようとする。
やがてまた、クモは昇って行き、
天井に書いた。
ア・ホ・ラ・シ。

クマ

地球の下で、クマがゴロゴロと、
石を転がしている。

ゴンロゴロゴロ
ゴンロゴロゴロ

蟻が出て来てこんにちは。

見渡せば、ここは砂漠だ。
ほい、こんにちは。

ネズミ

ペリカンの上にスツールがあり、
スツールの上に傘があり、
傘の上に、ネズミがいる。

ネズミは下に降りようとして、
しっぽを傘の先で支えながら、
下を覗き込んでいる。

スツール

私の部屋に、スツールがあったなら。
スツールは、とことこと歩き出して、
私に語りかけるだろう。

彼は長い話を、はじめるだろう。

やがて、スツールは、
踊りだすだろう。

剛速球のボールを投げながら、クルクルと、踊り回るだろう

miena(6)

miena は、2階の使われていないトイレと洗面台に興味津々。
かたくなっているトイレの扉を無理やりこじ開けようとするので、
開いてやると、するりと中にすべり込む。
「汚い、汚い」と、ひっぱり出すと、
今度は、高い洗面台に向かって、
「アラウー」とのたまう。
洗面台の上には高窓があり、
その窓を眺めて、満足げだ。
締めくくりは、階段の手すりの平らな部分に、
お座りをさせてもらって、
次なる冒険を目指して、
スタコラと進行中。

2009年8月20日木曜日

構成しようとする力と、
開放しようとする力が、
両者反発し合いながら 、
時に、さらなる力となる。

miena(5)

miena は、ネコが好き。
私がパソコンを開いていると、
脇に寄って来て、
「ニャニャー、ニャニャー」
やれやれと、私は入力を中断し、
ネコの写真が載っているウエブサイトを検索する。

一枚一枚の写真に、 miena はご満悦。
迫力系のネコがお好きのよう。

2009年8月16日日曜日

miena(4)

アヒルがペタペタと部屋を横切る。

ボンネットを被って、
バスケットを提げているところ、
ピーターラビットの絵本から出てきた、
アヒルのジマイマらしい。

miena が、呼んだのかな。
この間、ページを捲っていたから。

珠玉目がけて鳥が飛んで行く。
少し離れたところに、月が浮かんでいる。
珠玉との間に、弦が張られ、
鳥がこちらへ渡って来る。
弦が、弾かれる。

2009年8月14日金曜日

ネコの演奏

ネコがヴァイオリンを弾いている。
屋根の上。
トン・トン・トン と拍子を取って、
一歩ごとに、屋根を飛んで行く。
月が笑って見ている。
ネコの目も月のよう。
星たちも演奏に参加して、
サン・サン・サン と鳴っている。

2009年8月12日水曜日

miena(3)

miena は、朝からママとお庭だ。
ママの悲鳴がきこえて来る。
ヘビが出たらしい。

一方、miena は、「だいじょぶー」
といいながら、
早朝のさんぽを主張している。

ママの拒否にあって、
大泣きがはじまる。

2009年7月27日月曜日

意識と力

意識は、力であり、
無意識は、寛容である。

2009年7月19日日曜日

ルール

表現(言語)とは、
ルールのことである。

表現(言語)自体が、
宇宙そのものを指しており、
その表現(言語)の中に、
構成要素としての表現(言語)が
無数に存在する。

正気と狂気(2)

今、この世界では、
私たちは、正気である。

しかし、正気の世界は、
無限数存在するのであって、
この世界での正気が、
じつは、他の世界では狂気なのかもしれない。

正気と狂気

正気と狂気の境界。

鏡を境にするように、
その二つが存在するとしたら、
わたしたちは、一体、どちら側にいるのだろうか?

わたしたちは、それを間違いなく 、
言い当てられるだろうか?

宇宙

すべての生物および物質が、
それぞれ、1つの宇宙そのものである。
同時に、そのすべてが、
さらなる宇宙の構成要素となっている。

交流

あらゆる生物を、
宇宙の中の粒子にたとえれば、
粒子間にはたらくすべての力は、
精神の交流である。

職業

様々な職業は、
何かを表現するための、
言葉なのであり、
同職者たちの間で、
言葉が通じやすいのは、
もちろん、このためなのである。

あらゆるものが、おそらくは 、
同じだけの力量を持っている。
要は、そのあらわれ方なのだ。

たとえば、ある一定量の水は、
どんな形にも、姿を変えるが、
どこかが突出すれば、どこかが凹む。

もし、その規定量を変えることができたなら、
また違う世界が生まれるかもしれない。

真実と言葉

誰もが、自分自身の中に、真実を持っていて、
それを表現するための言葉を、
それぞれに、持っている。

2009年6月30日火曜日

海と宝

不整合性の海の中で、
整合性という宝を、探し求めるのが、
人間なのだろう。

人生

人生には、あらかじめ決められたいくつかの出来事があって、
その間を自由に泳ぎ回っているのが人間なのである。

順番

物事には順番があって、途中を省く訳には行かない。

2009年6月24日水曜日

miena(2)

今日も、mienaが遊びに来ている。
雨上がりの湿っぽい部屋に、
トコトコと、入り込んで来る。

パソコンのアダプタをしっかり足で踏みしめ、
「アチチ」などと言って、笑っている。

「触らないで!」と言う前に、
パソコン本体も、ちゃんと触られている。

まあ、仕方ない。
mienaなのだから。

2009年6月21日日曜日

絵を描くのが好き。
といっても、絵の具を使って、本格的に描く訳ではない。

色鉛筆、クレヨン、サインペンなどで、
目についた身のまわりにあるものを、
何でも描いてみる。

Cup&Saucer、風船、Towel、絵本の挿絵の模写。
何でも。

Poohさんや、Aliceは、お気に入りの本。
挿絵も美しいので、大好き。

2009年6月20日土曜日

椅子

テーブルの周りに椅子が6脚。
普段は、お揃いが4脚だが、
今日は、お客が来たので、
6脚に。

古い赤紫色の丸イスと、
段差調整できる小ぶりの木の椅子が、
加わった。

白いシンプルなテーブルの周りに、
とりどりの椅子が並んで、
ひとびとがそれに座るのは、
素敵な光景だ。

2009年6月19日金曜日

miena

姪の miena (愛称) は、
機嫌のいい時も、わるい時も、
いつも、元気だ。

Hello !

Hello, how are you?
Let me start !